[現地で研修をしている学生からのレポート]
■3月22日 その3−PWJ/JADE−
タンダリ・キャンプ内では、PWJ/JADEが運営するVCが2つある。1つはKiran VC、参加者は15名。もう1つはRoshni VCで20名の参加者が登録されている。毎日ほぼ全員が参加している。本日はKiran VCを訪問した。現在は、裁縫教室が開催されており、PWJ/JADEのローカル・スタッフであるソーシャルワーカー(以下、SW)を通じて、先生や参加者に話を伺った。 |
 |
1. 事業目的、実施内容等
<事業内容、目的>
この事業は、弱者支援・プロテクション業務の一環として行われているため、原則として、未亡人のみを対象としている。本人が来られない家庭からは、娘やその他の親類の女性が参加している場合もある。本来、対象とされている未亡人をサポートできる人物に参加してもらうよう配慮されている。 |


裁縫教室の様子 |
|
これらの未亡人を対象に、裁縫教室を開催するというのが本事業の内容である。事前の調査から多くの未亡人が裁縫のスキルを持たない女性であることがわかっていた。そこで、手動ミシンを1人1台使用できるように手配し、裁縫スキルを身に付けられるよう先生を招いて授業を行っている。 |
 |
| ローカル・スタッフのSWによると、本事業に参加することにより、未亡人が裁縫スキルを身に付けることで、洋服にお金をかけずに生活を送れるようになること、さらに、練習を重ねた場合、家計向上につながる可能性も期待できるとのことである。 |
 |
<開校日時>
開校している日時は日曜日を除く毎日で、時間帯は10:00〜12:00。 |
 |
2.支援物資
ここで使用されているミシンは、パキスタン系イギリス人からの寄付により購入された。それ以外に必要な物資(針、糸、はさみ、アイロンなど)がある場合は、PWJ/JADEによって支給されている。 |
 |
3.VCで働く裁縫の先生
本日、訪問したVCでは、キャンプ外から採用された先生が教えていた。先生によると、参加者は一所懸命に学んでおり、日々、進歩しているのがわかるということだ。実際、私が3月13日にVCを訪問した際には、まだ新聞紙を使って切る練習をぎこちない手つきで練習していた。本日訪問した際は、皆、ミシンを使って器用に子供用衣服を仕立てていた。 |


13日、紙を使って裁断の練習 |


22日、ミシンを使って裁縫の練習 |


姪のために作った初作品 |
|
 |
4.参加者の声
未婚の女性Aさん:Gharidupataというキャンプからバスで3時間程度の村の出身。
未亡人の祖母の代わりに登録した。
◆「参加当初はとても難しかったけれど、練習してうまくなってきたと思う。」
◆「甥や姪のために、たくさん衣服を作りたい。」
◆「帰還後はもっと練習を積んで、裁縫で家計を助けられたら嬉しい。」 |
|


先生に様子を尋ねるSWのTabinda |
既婚の女性Bさん:Khirraというキャンプからバスで2時間程度の村の出身。
息子と娘が1人ずついる。
◆「作った衣服を既に子どもが着ている。」
◆「練習して、もっと上手になりたい。上手になったら、子どものためだけではなく、他の人のためにもこの技術を活かしたい。」
◆「将来的には、家計向上につながれば嬉しい。」 |