| 1. 妥当性 |
内容 |
実施方法 |
所見 |
| プロジェクト形成・初期評価 |
調査方法 |
| ・ |
コミュニティからの支援要請状と現地視察 |
| ・ |
住民の衛生状況、村落の地質、生活状況等に関する調査を実施。 |
| ・ |
道路と橋については土木エンジニアと重機レンタル会社の職員が現地視察による調査を実施。 |
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| ・ |
JPF第1期、第2期と支援を実施した2県内で支援を継続しているため、現地状況に精通したWVJテクニシャンとプロジェクト・マネージャーが調査を実施。 |
| ・ |
国連機関が使用する様式に準じた形式の「WV学校選定アセスメント様式」、「WV環境保健・水・衛生施設アセスメント様式」有り。 |
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| 情報源等 |
コミュニティのタウン・チーフ、女性グループおよび若者グループの代表者。 |
各コミュニティにおいて、代表者としてのタウン・チーフのみならず、女性グループ、若者グループの代表者にも聞き取りを実施するなど、可能な限り実際のニーズが反映されるようにしている。 |
| 実施時期・期間 |
2005年3月後半から情報収集開始。水とトイレに関するアセスメント調査は4月初めに実施。 |
第2期支援を実施しながら、次の支援のニーズを確定していくのは人員上も時間的にも厳しいところもあるが、継続事業のメリットが活かされている。 |
| 規模・深さ |
サンプル調査ではなく、全事業地での調査を実施。 |
例えば学校はJPF第2期支援の終わりに候補となりうる学校を視察の上、コミュニティからの要請状とつき合わせを行うなど、丁寧に事業地選定を行っている。 |
| その後の調査 |
事前調査結果をもとに、事業開始後、最終確定。 |
コミュニティの自主性の有無などを考慮して、より支援効果、持続性の高いコミュニティを最終的に選定。 |
| 2. 執行体制 |
内容 |
実施方法 |
所見 |
| 資金管理体制 |
資金管理システム |
JPFより契約金受領後、日本国内支出予定分とリベリア分とに分けて、リベリア支出予定分については、リベリア(モンロビア)へ一括送金。その後は、WVファイナンシャル・マニュアルに基づいて、プロジェクト・コードを用いて管理。 |
WV全体で共通の管理システムに基づいて管理。リベリアでのJPFプロジェクト全体の予算管理はプロジェクト・マネージャーが行い、出納については、JPFプロジェクト会計担当者がプロジェクト・マネージャーの指示のもとで行うというシステムが確立されている。 |
| 現金管理 |
WVリベリア事務所で一括管理。 |
WVの所定の手続きに則って管理されている。 |
| 契約書類 |
契約書等については、モンロビア事務所で一括管理。JPFとWVJとの支援実施契約書、JPF資金管理基準については、英訳の上、WVリベリア事務所で共有されている。 |
第一期支援からの継続支援事業であり、JPFシステムについても、WVリベリアに理解されている。 |
| 証憑 |
モンロビア事務所で一括管理。 |
WVシステムに基づいて、JPF事業にかかる証憑についても管理されている。 |
| 連携団体との調整 |
英訳した契約書に加え、定期的に開催される幹部会で事業管理に関する情報共有を行う。 |
資金管理全体を含め、WVのシステムから管理上のサポートを受けつつ、WVJ東京本部とも十分な連絡体制を維持し、JPFプロジェクトの独立性が担保されている。 |
| 支援物資管理 |
入札、購入 |
資機材調達に際しては、三者見積りを取得している。 |
「WV調達ポリシー」という調達に関わるガイドラインがあり、それに則った手続きが取られている。 |
| 物資在庫管理 |
物資管理オフィサーのもと、各倉庫マネージャー及びアシスタント・マネージャーがWV物資在庫管理システムに則って管理。 |
貨物運送状、在庫カード、在庫物資コントロール・ブックを用いて、倉庫にて厳重に管理されている。 |
| 関係団体との調整 |
WVリベリア事務所の物資管理マネージャーが率いる物資管理チームのサポートを受けている。 |
JPFプロジェクト担当者は、リベリア事務所のシステムの中、JPF事業関連物資について、責任を持って管理している。 |
| 資産管理 |
WVの管理システム有り。 |
JPFプロジェクト関連資産については、WVリベリアの担当オフィサーがJPFプロジェクト・マネージャーに適宜報告を行っている。 |
| 人事 |
数、配置 |
JPFプロジェクト・スタッフの人員配置図あり。 |
計画人員からは、フィールド・モニターが一名減となっているが、業務は現行の人員でカバーされている。 |
| 雇用手続き |
WVリベリア事務所の手続きに則って、雇用されている。 |
JPFプロジェクト・マネージャーが職務内容書を起案し、WVリベリア事務所の人事担当オフィサー、各担当部署とともに書類選考、面接を行って、採用を決定する。継続事業であることもあり、非常に能力の高いスタッフを確保している。 |
| 賃金 |
WVリベリア事務所の給与スケールに則して規定され、支払われている。 |
|
| 労務管理 |
プロジェクト・マネージャーが全体を管理し、シンジェ事務所については、プロジェクト・オフィサーが管理し、プロジェクト・マネージャーに報告。 |
事業期間の終期が近づいている中、スタッフの定められた休暇の取得率が低く、順次休暇を取得できるよう、日程調整はされていたが、実際には事業実施が優先されて、休暇は取れていない状況。 |
| 通信体制 |
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携帯電話、スラヤ、無線を状況に応じて使用。 |
モンロビア市内では携帯電話での通信が可能だが、シンジェ事務所とモンロビア間の通信は、衛星電話、無線での通信。 |
| 安全管理 |
|
| ・ |
事業地に赴任する国際スタッフに対して、WVのコーポレート・セキュリティが包括的な安全管理のトレーニングを行う(レベル2)。 |
| ・ |
現地では、WVリベリアのセキュリティ・オフィサーの支援あり。 |
| ・ |
撤退計画については現在更新中。 |
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| ・ |
シンジェ事務所および倉庫では、3交代のセキュリティ・ガード有り。 |
| ・ |
事業地の訪問などは、リベリア事務所のセキュリティ・ガイドラインに従った方法で行われている。 |
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| 広報体制 |
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事務所、各事業地ともにJPFのロゴ・マーク入り看板を中心に積極的に広報されている。また、スタッフが着用するTシャツ、帽子等にもロゴが使用されている。 |
各事業地でJPF事業のビジビリティが非常に高く、WVJ事業地を通過したという他のドナーからも指摘があった。 |
| その他特記事項 |
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特になし。 |
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| 3. 支援プロジェクト |
「トイレ、井戸設置・修復、学校修復、支線道路・橋修復」プロジェクト |
| 事業計画書の変更点等 |
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| 活動執行状況 |
内容 |
実施方法 |
所見 |
| 支援対象 |
サイト |
グランド・ケープ・マウント州ポパ県とテウォー県内の20村落をカバー |
JPF第一期支援よりカバーしていた2県で支援を継続している。 |
| 対象住民の選択 |
ニーズ調査実施後、タウン・チーフとの協議などを通じて支援コミュニティを確定。 |
コミュニティからの要請状に加えて、実際にコミュニティを訪問し、プロジェクトへの参加意思の有無を確認した上で選択している。 |
| カバー数 |
事業期間を勘案して対象コミュニティ数を確定。 |
これまでの支援実績に基づいて、活動内容をトイレ・井戸の設置と学校修復、支線道路の簡易修復に絞った上で、実施可能なカバー数を確定。 |
| 裨益者の参画 |
計画立案 |
計画立案前に実際に現地で聞き取り調査を行っている。 |
タウン・チーフや女性や若者の代表など、直接コミュニティの住人からの聞き取り調査も行うなど、裨益者の参加に非常に配慮された事業形成となっている。 |
| 情報享受、意見表明 |
コミュニティからの支援要請状を受けた上でニーズ調査を行っている。 |
プロジェクト参加に関する住民の啓発活動も事業に組み込まれており、住民の意思も十分にプロジェクト活動に反映されている。 |
| 活動自体への参画 |
トイレや井戸の設置箇所の特定過程や実際に工事作業に従事するなどしている |
事業実施過程に裨益者の参画が組み込まれており、住民のプロジェクトに対するオーナーシップ意識を高めている。 |
| 進捗状況 |
計画実施の迅速性 |
継続支援事業であるため、効率よく支援実施体制が構築されている。 |
人員配置、ロジ体制の確立、物資の調達にかかる時間が大幅に短縮されて、継続支援事業のメリットが活かされている。 |
| 計画進捗程度 |
モニタリング実施時には、資材調達遅れ、道路状況悪化によって資材搬送に計画以上の時間を要するなどの影響で、1ヶ月の事業期間延長を申請中。 |
資材調達については既に調達が終わり、搬送中であり、期間延長が承認されれば、既に事業を完了できる見通しあり。 |
| 目標達成度 |
| ・ |
トイレ200基は終了。 |
| ・ |
井戸も設置・修復は完了し、今後引渡し手続き行う予定。保健衛生トレーニングを引き続き実施中。 |
| ・ |
学校4校のうち、1校は屋根まで終了、残り3校は屋根をはがして、骨組み強化の段階。 |
| ・ |
道路の簡易補修は終了。橋は6本のうち2本については、資材納入待ち。 |
|
天候や道路事情の悪化などコントロールできない要因によって、多少計画よりも遅れているが、支援内容は当初計画通りに実施されている。 |
| 連携 |
パートナーNGO |
事業実施においてはパートナーNGOはなく単独実施。 |
WVリベリアからは、ロジ、会計、物資の在庫管理についての支援体制があり連携体制が有効に機能している。 |
| 当該コミュニティ |
フィールド・モニタースタッフが頻繁に事業地を訪問するとともに、既存のコミュニティ福祉委員も事業の中に組み込まれている。 |
裨益者の参画に重点を置いた事業であり、住民側の参加意識も非常に高く、支援対象コミュニティとの連携は高いレベルにある。 |
| 政府機関 |
各事業分野の関係行政機関との連携が図られている。 |
計画段階からdistrict education officerから助言を得たり、道路補修に関しては知事に報告を行い、公共事業省と調整を行うなど、良好な関係が築かれている。 |
| 調整 |
重複回避 |
グランド・ケープ・マウント州内で活動する団体でHCS主催のセクター別会合に参加。 |
調整会合に参加しない団体もあり、現場レベルでの調整が必要となる場合もあるが、アクセスが悪く、他団体の支援が及びにくい箇所も積極的に対象に加えている。 |
| 自立発展性 |
裨益者のオーナーシップ |
| ・ |
コミュニティ福祉委員が事業実施の初期段階から活動に参加している。 |
| ・ |
トイレに関しては、事業終了後も簡単な修復を行いつつ維持できるように、修復に必要な最低限の道具を供与。 |
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事業の一部として、裨益者へ啓発活動などが頻繁に行われており、裨益者の事業に対するオーナーシップ意識を高めるのに非常に有効である。 |
| 自立の可能性 |
| ・ |
井戸に関しては、技術面ではレベルが向上している。 |
| ・ |
トイレに関しても、作り方はマスターしている。 |
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同地域での支援活動が継続されており、十分なモニタリング、フォローアップが可能なため、必要な支援がタイムリーに行われれば、今後の自立の可能性をさらに高めていけると思われる。 |
| 平和構築への影響 |
好影響 |
| ・ |
民族的、宗教的背景が偏らないように支援対象者を選定している。 |
| ・ |
また帰還民のみならず、帰還民の受入コミュニティ全体に支援を行っている。 |
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帰還民や元兵士など、特定のグループだけを支援するのではなく、受入コミュニティ・ベースのアプローチをすることで、新たな対立を作り出さないよう、注意深い配慮がされている。 |
| 悪影響 |
現在のところなし。 |
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| 次期の見通し |
ニーズの動向 |
帰還民支援 |
10月の選挙が終わり、雨季が終わったあとから、難民・避難民の帰還が本格化することが予想されており、帰還民の再定住支援のニーズがますます高くなると思われる。 |
| 今後の計画 |
平和構築の観点から、これまで支援を実施してきた2県でマルチ・セクターの支援を展開予定。 |
これまで既に一年半の支援実績があり、今後のより本格的な帰還民の再定住支援に十分に対応できるキャパシティがあると思われる。 |
| その他特記事項 |
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必要な部分で自己財源を投入して事業を進めているため、事業実施における柔軟性が確保されている。 |