モニタリング実施体制の改善
本モニタリング実施においては、モニタリングの内容、方針について、事前にスーダンワーキンググループのNGOから意見が表明され、それらをモニタリング内容に反映する機会を持つことができた。現場の情報を反映し、モニタリング調査内容を精錬させ、双方が結果を納得して受け入れる可能性を高めるため、実施NGOからの意見表明は、モニタリング設計上、不可欠な要素として今後も継続して考慮していくべきである。
また、実施に当たるロジスティックスにおいては、移動手段、訪問先の手配において、実施NGOの多大なる協力を得て行うことができた。しかしながら、モニタリング実施の調整においては、十分な時間的余裕がとられず、手配を行ったNGO間での、役割分担、調整状況の共有が不明確であったことから、実施NGOの混乱を生む結果となった。今後、複数のNGOの協力得てモニタリングを行う際には、事前に合同の打ち合わせを行い、それぞれの役割分担と、手配状況に関する情報を、全てのNGOが共有できる準備態勢が必要であり、事務局においてその体制の改善が求められる。
また、調査の訪問先においては、実施NGOによる推奨訪問先と、事務局や外部専門家のリクエストによる訪問先の調整を十分な時間の余裕を持って事前に行い、モニタリングをする側、される側双方が納得する形で訪問先を決定する必要がある。特に紛争地においては、モニタリングによる事業への影響を繊細に考慮しなければならないため、綿密かつ細心なる配慮を伴った調整が求められる。さらに、外部専門家の関与の際には、あらかじめその専門に応じたTORを作成し、モニタリングを受けるNGOも事前に了解が可能な体制作りが望まれる。必要に応じて、事前のJPFや人道支援にかかわる研修を実施することも重要である。 |