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行政区分:
インドネシア・スマトラ島当該地域の行政区分は
州(Provinsi)>県(Kabupaten)>郡(Kecamatan)>村(Desa/Kam-pung)
州(Provinsi)>市(Kotamadya)>町(Kelurahan)>村(Desa/Kam-pung)
となっている。被災地への救援物資はインドネシア中央政府や州から県や市を通じて各郡に送られている。 |
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被災状況および被災規模:
本地震による被害が大きい地域はベンクル州の2県(北ベンクル県、ムコムコ県)と西スマトラ州の2県(南プシシル県、メンタワイ県)である。北ベンクル県からムコムコ県、南プシシル県までの約400kmの海岸沿いに位置する村落部が広範囲に渡って被害を受けている。メンタワイ県はシベルト島、シポラ島および南北パガイ島の4島からなるメンタワイ諸島を形成しているが、特に地震の震源に近い南北パガイ島2島の被害が大きかった。
被災地の住民は、家屋が倒壊した住民はもとより半壊や壁に亀裂が発生するなどの軽微な損傷の家屋に住む住民も、余震による倒壊を恐れて各自の庭などにビニールシートで屋根を作った簡易スペースで生活を送っている。10月から雨季に入ることで既に強い降雨があり、夜間は気温が20度ほどに下がるため、下痢の症状増加など野営して生活を送っている住民の健康管理が緊急の課題となっている。緊急に必要な物資としては、(1)テント、(2)食糧、(3)医薬品、(4)生活必需品(衛生用品など)が挙げられている。 |
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現地政府対応状況および方針:
現地行政は州、県、郡の各レベルで対策本部を設置し、被害状況の情報収集および救援物資の配布や関係機関との調整業務を行っている。インドネシア中央政府は今回の地震に対しては海外からの支援を要請する動きは見せていない。ただし、例として西スマトラ州南プシシル県での被害総額の試算である8,000億ルピア(約120億円)は同県の年間予算である5,000億ルピアをはるかに上回り、行政機関のみの対応ではカバーしきれないとの声も多く聞かれた。個人の家屋については、重度以上の損壊家屋については中央政府からの支援を受けられるものの中度以下は地方政府レベル(州および県、市)での対応となり、当該地方行政には今後大きな負担となることが予想される。また、行政によるテントや食糧、生活物資などの被災地への救援物資配給は始まっているが、必要数に対して2〜3割程度しか確保できておらず、行政側のキャパシティ不足を裏付けている。 |
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他援助機関対応状況:
国連OCHAは9月13日に派遣した調査ミッションにより、今回の地震による被害規模は比較的小さく、インドネシア政府による適切な対応が講じられていることから、国連機関としての緊急支援の必要性はないものと結論付けた。これと符合して、現地における海外からの援助機関のプレゼンスはほとんどなく、物資配布などに関する援助調整も積極的には行われていない。一方、インドネシア赤十字や現地NGOなどの現地援助機関は物資の配布や情報収集などの活動を開始している。県レベルでは各援助機関の動きを把握できておらず、活動にあたっては郡レベルでの調整が必要となる。 |
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治安状況:
一部で避難民と住民の間の争いが聞かれたが、総じて治安は安定しており、NGOの活動に支障となる状況ではない。軍や警察も非常時の体制をとり、州や県政府との調整のもと何らかの治安悪化に備えている。 |
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インフラの状況:
発災直後は一部道路の不通が伝えられたが、その後復旧し、現時点でベンクル市からパダン市へ向かう幹線道路は全て通行可能である。また、発災直後は停電も発生していたが、調査時点で約8割の世帯に電気が供給され、残りの2割についても順次復旧するということであった。ただし、メンタワイ諸島のインフラ状況については情報が乏しく詳細を把握できていない。 |
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メディア注目度:
今回の地震による死者・けが人などの人的被害が比較的少なかったことから、インドネシア国内でもメディアによる報道は縮小傾向にある。海外のメディアに取り上げられる機会も減り、国際的な支援を働きかける求心力は現状のところ低くとどまっている。 |
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NICCO活動状況:
ムコムコ県の5郡および北ベンクル県の1郡で緊急医療チームによるモバイルクリニックを展開している。活動地域は今回の地震で最も被害を受けた地域の1つであり、多くの診療所が損壊し、また多くの住民が外で避難生活を送っていることから、緊急のニーズに即した支援といえる。 |
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現地大使館および日本企業の対応状況:
在インドネシア日本国大使館としては、インドネシア政府からの支援要請がないことにより、日本政府としての特別な対応は検討していない。JICAは発災翌日にあたる9月13日から14日にかけてJICAジャカルタ事務所から調査団を派遣して情報収集にあたったが、緊急医療の必要性は低いと判断し国際緊急援助隊(JDR)の派遣を見送った。今後は住宅再建にあたっての耐震技術移転などの面で支援の可能性を検討する。現地日本企業の商工会議所であるジャカルタ・ジャパン・クラブ(JJC)は、今回の地震は2004年のスマトラ島沖地震や2006年のジョグジャカルタ地震と比べて被害が小さいことから、特別な対応は検討していない。 |