7時30分ホテル発9時10分頃ルボンボ州ホテル着
【head-menとSecretary of chiefとの会合】
(1)14それぞれのコミュニティからチーフがリーダーを選出し、そのリーダーが集まったものがcouncil of chiefと呼ばれる。伝統的な体制であり毎週土曜日に会合を開催する。今回は、14のコミュニティのヘッド・マンが集まり干ばつにより彼らが抱える問題を説明し、当方の質問に答えてくれた。
・コミュニティが抱える問題として、1.食糧不足、2.水不足、3.孤児の増大、4.子どもを家長とする家庭の増大、5.診療所の欠如を挙げた。
1.食糧:ここの人々は、WFPの食糧支援(クッキング・オイル、豆、メイズなど。水は含まれない)により命をつないでいるようなもの。
2.水:水源が少なく、小川があるがコミュニティの人々のニーズを満たすのには十分ではない。政府(para-statal)によるマイクロ・プロジェクトで、7月より3つの井戸を掘っているが水が出てこず未だ操業していない。政府に水の配給を何度も依頼しているが、政府も資金不足で現在にいたるまで何の対応もない。干ばつに対応するため、ダムを造ることが出来るような場所もあるが自分たちは十分な資金を有しておらず不可能である。水がないため草が育たず飼料がなくなり家畜が死んでいっている。水がない上に貧しくて種子も購入できず、生活が一層困窮している。
3. 4.孤児は一つのコミュニティ(約1,000人)あたり25家庭あり、深刻な問題。干ばつのために我々自身も食糧がなく彼らにあげることが困難。また、ここには3つの初等学校、1つの高等学校があるのみで、中学校はない。これは、14のコミュニティの子どもたちを受け入れるには不十分である。孤児や貧しい子供のためにNCP(neighborhood care points)は5つあり既に運営されている。今後3つが運営される予定。WFPが食糧を配給しているが、更なる水の供給が必要。また、現在NCPで提供されている教育はレクリエーション中心であり、子どもの教育の助けにはなっていない。ノン・フォーマル教育が必要。
5.診療所:公的診療所がなく、民間診療所があるのみであり、貧しい人々はアクセスが困難。
・支援を最も必要としている分野として以下の3つをあげた。
| (イ) |
食糧支援 |
| (ロ) |
水(参考までに、一家庭(6〜8人)1日どの程度の水をしようしているのか質問したところ、20から25リットルを1日2回とのこと。) |
| (ハ) |
種子の配分(現在栽培しているのは、メイズ60%、キャッサバ10%、ソルカム10%、サツマイモ10%、ナッツ10%) |
(2)子どもが家長の家と未亡人が家長の家を訪問
・20歳の女性(Ms. Phumzile Khaoza)が家長で、自身の赤ん坊一人を含む6名の面倒を見ている。彼女の夫は南アに行っており、父親は病死。母親は月に一度家に帰り僅かではあるが食糧を持って帰る。子どものうち14歳の女の子が初等教育の2年生に通っており、カリタスから支援を得ている。台所には食糧の備蓄はなく、訪問した日は朝から何も食べていないとのことであった。チーフの秘書の身内が近くに住んでおり、食糧を少し分け与えているが、干ばつによる食糧不足で継続的に行うことも困難との説明が同秘書よりあった。
・途中水汲み場で14歳の女の子を話す機会があった。1日2回(20リットルのジェリー缶2つ)汲みにきて、8人で共有するとのこと。その井戸は、100家族(500名程度)が共有しているとのことであった。
・55歳の未亡人と53歳の未亡人が13人の家族の面倒を見ている。2人の男の子は学校に行っている。夫は病死。台所には同様に何の食糧備蓄もない(ただし、鶏は数匹いた)。彼女が所属するコミュニティの土地にある草(屋根に使用)を刈って、それを売ることで僅かな現金収入を得ているが、コミュニティの草がなくなれば収入源はなくなり生活は一層困窮すると心配していた。
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