「世界難民の日」シンポジウム
「人道支援と企業のCSRの『共生』を目指して」 ー 当日の様子
|
毎年6月20日は「世界難民の日」です。多くの人たちに難民が抱える問題を理解し、考えてもらうため、今年も世界各地で様々なイベントが開催されました。その一環として、UNHCR駐日事務所、日本UNHCR協会、ジャパン・プラットフォーム(JPF)は、「人道支援と企業のCSRの『共生』を目指して」と題したシンポジウムを国連大学ビルで開催しました。
また、国連大学ビルの中庭では難民キャンプの生活を体験する催しも同時に開催され、イベント当日は397名の人々が参加しました。参加者に提出してもらったアンケート結果によれば、難民問題について考える良いきっかけになった、様々なセクター(国連機関、NGO、企業、学生ネットワーク、政府、学識界など)間の連携が、具体的事例をつうじて分かりやすく説明されており参考になったとの声が多数ありました。
シンポジウムは、JPF理事のジョン・マリンズ ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)東京支店在日代表・支店長が開会の辞を述べ、JPFの難民支援活動について述べたほか、上海の学校修復事業を具体的事例としてRBSのCSRについて説明しました。第一部の「パネル討論」では人道支援や平和構築における様々なアクターの連携の可能性が検討され、特に現地日本企業とNGOとの連携、国際調達などにおける日本企業と国連機関との連携、スリランカにおける現地産業と日本のNGOとの連携、本業でも平和構築に貢献できる可能性などが紹介されました。 |
 |
 |
 |
第二部では、NGOと本業を通じた企業の支援とのマッチングの具体的事例がNTTコミュニケーションズやユニクロなどから紹介された一方で、なかなか日本のNGOと企業が出会う場所が無いといった課題も指摘されました。先ずは難民問題を知ることにより、それぞれが自分の本業を活かした身近な支援に取り組むことが重要、また、企業とNGOの出会いの場の提供が重要といったことが提案されました。
第三部では、UNHCR駐日事務所スペシャル・サポーター、菊川怜さんがUNHCRユースの立ち上げに駆けつけ、UNHCRユースのメンバーを激励しました。パネル討論では、学生としてどのように難民支援に協力できるのかユースのメンバー、JPF学生ネットワークなどの若者たちが意見を出し合いました。難民デザインの製品販売、学生の編集によるフリーペーパーを通じた問題喚起、表参道での難民支援ファッションショーといった、学生ならではの柔軟な発想が披露されました。
なお、このイベントにはソフトバンクモバイル株式会社および大和証券グループなどの企業から協賛を頂きました。また、ソフトバンク・モバイル株式会社、JPF学生ネットワークなどからボランティアとして多数の人が参加し、イベントの運営をお手伝いくださいました。これも「共生」を通じた身近な支援の一つとして最後に紹介したいと思います。
|
 |
|